スタジオ

実験室であり、図書館であり、素材のアーカイブである。

Cuento de Hilosは、小さなテキスタイル作品を作ることから始まりました。時が経つにつれ、織ることは目的地ではなく言語であることを理解しました。

石の台座に展示された、黒と金の刺繍枠。
色を用いない、白地に白の刺繍。質感と立体感。
01

空間

本、繊維、道具、そして様々な段階のプロジェクトが共存する空間。

完璧な空間ではなく、本物の空間です。ここには未整理の素材、視覚的な参照資料、制作途中の作品、そして何年も出番を待っている作品が共存しています。スタジオはリサーチと手仕事を切り離しません。近くから見るか遠くから見るかの違いだけで、同じ営みなのです。

実験室である理由は、うまくいく確信がないまま技法を試すからです。図書館である理由は、それぞれの作品が読んだこと、見たこと、記憶していることから生まれるからです。アーカイブである理由は、記録することもまた創造することだからです。

著者

Victoria Solís Pauwels

建築家 · テキスタイルアーティスト · 研究者 · Cuento de Hilos 創設者

その実践は、風景、記憶、そして手仕事について考えるための言語として、織ることを探求しています。建築を学んだ彼女は、刺繍の中に同じ問いを別の尺度で見出しました。構造はどう支えられるのか、空間はどう組み立てられるのか、時間は素材にどう刻まれるのか。

彼女が作るのは「工芸品」ではありません。糸によるリサーチです。その違いは質にあるのではなく、意図にあります。

2017刺繍を始める。スタジオにする計画はまだなかった。
2019最初のテキスタイル彫刻。刺繍が平面を離れ、立体を得る。
2021最初の受注制作。作品が他者の空間と対話を始める。
2024リサーチが作品の準備段階ではなく、独自の系譜になる。
2026Museo del Oro(黄金博物館)との対話。手仕事、素材、そして永続性について。
現在Cuento de Hilos。受注工房ではなく、ひとつのスタジオ。

技術の変遷

三つの瞬間、ひとつの問い。

「以前」と「今」の間に飛躍はありません。あるのは技術的な判断がゆっくりと積み重なっていく過程であり、そのひとつひとつが前の判断への応答です。

赤い糸で刺繍された、小さなブローチ。
I

小さな形式における精度

最初期の刺繍は、ごく小さな面の上での正確さを求めました。規模を考える前に、ひと針ひと針がその場所にある理由を持たねばなりませんでした。

立体感と三次元的な細部を持つ、刺繍のペンダント。
II

刺繍が立体を得る

面はもはや平らではなくなります。糸が凹凸を作り始め、作品はイメージである前にひとつのオブジェになります。

色のコントラストのない、白地に白の刺繍。
III

色が必要でなくなるとき

白地に白を刺すことは、技法から最も容易な手段を奪うことです。色のコントラストがなければ、作品を支えるのは質感だけです。

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